現代日本の家族における「かたち」と「こころ」についての考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文は家族をテーマにしたものである。現代家族の実体をできるだけ多角的に把握することをめざした。まず、近年において家族を定義する作業が困難になっていることを指摘した上で、社会の変化と家族の変化の相互作用について論じた。続いて、オグバーンの「家族機能縮小」説を援用しながら、その説と同じく、日本の家族にも諸機能の弱まりが見られるものの愛情機能のみが重みを失っていない状況を展望した。最後に、家族を考察するにあたっては、家族の構造を「かたち」と「こころ」の二つに分け、その双方に目を向けるべきではないか、という意見を提示した。
- 2007-03-31
著者
-
金原 俊輔
長崎ウエスレヤン大学現代社会学部社会福祉学科
-
金原 俊輔
長崎ウエスレヤン大学現代社会学部外国語学科
-
原 真由美
長崎ウエスレヤン大学現代社会学部社会福祉学科
-
金原 俊輔
長崎ウエスレヤン大学現代社会学部
関連論文
- 歴史心理学を援用した日本文化理解の試み
- 発達障害の児童生徒に適用された行動療法の効果の展望
- 行動療法と認知行動療法による不登校児童生徒への再登校支援
- 不登校の児童生徒に適用された行動療法の技法の展望
- 現代日本の家族における「かたち」と「こころ」についての考察
- 発達障害の児童生徒に適用された行動療法の効果の展望
- B.F.スキナーの生涯
- 行動療法・認知行動療法が用いられた10件のカウンセリング事例
- 高等学校における森田療法
- 学校緊急支援の諸理論と実際
- 在日外国人を対象としたカウンセリングで用いる面接同意書について
- 行動療法に寄せられる諸批判の整理と検討
- カール・ロジャーズの生涯
- O4-3 臨床心理学初学者を対象とした講義における行動療法教授法の工夫(一般講演)