側頭葉てんかん切除外科後の長期発作転帰 : 術後2年目と7年目との比較
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概要
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側頭葉てんかん(TLE)に対する切除外科では、術後1〜2年の短期的には良好とされているが、長期成績の報告は少ない。そこで術後7年以上経過した症例の発作転帰を検討した。1994年9月から1999年11月までに切除外科を行い、長期経過観察が可能であった27例を対象とし、Engel分類を用いて各症例の発作転帰を術後2年と7年で比較・検討した。海馬硬化を病態基盤とする内側TLE(13例)では2年後はclass I : 12例(IA : 10例)、7年後はclass I : 11例(IA : 3例)、lesional TLE(8例)では2年・7年後ともにclass I : 6例(IA : 4例)、Lateral TLE(6例)では2年・7年後ともにclass I : 2例(IA : 1例)であった。IAの4例(15%)で完全に抗てんかん薬(AED)を中止した。TLEの術後転帰は2年と7年後で大差ないが、class IA(complete seizure free)のみとすると悪化が見られる。しかし、その殆どはAEDの減薬・怠薬に伴うものであった。
- 日本てんかん学会の論文
- 2007-08-31
著者
-
森岡 隆人
九州大学大学院医学研究院脳神経外科
-
酒田 あゆみ
九州大学病院検査部
-
詠田 眞治
九州大学大学院医学研究院 脳神経外科
-
佐々木 富男
九州大学大学院医学研究院 脳神経外科
-
橋口 公章
九州大学大学院医学研究院 脳神経外科学教室
-
宮城 靖
九州大学大学院医学研究院 脳神経外科
-
佐々木 富男
九州大学大学院医学研究院脳神経外科
-
吉田 史章
九州大学大学院医学研究院 脳神経外科
-
宮城 靖
九州大学大学院 医学研究院 脳神経外科
-
宮城 靖
九大
-
森岡 隆人
九州大学大学院 医学研究院 脳神経外科
-
森岡 隆人
九大 大学院医学研究院 脳神経外科
-
森岡 隆人
福岡市立こども病院 小児神経科
-
森岡 隆人
九州大学 デジタルメディシン･イニシアティブデジタルペイシェント部門
-
森岡 隆人
九州大学 デジタルメディシン･イニシアティブ
-
吉田 史章
九州大学大学院 医学研究院 脳神経外科
-
橋口 公章
九州大学大学院 医学研究院 脳神経外科
-
詠田 眞治
Department Of Neurosurgery Kyushu University Graduate School Of Medical Sciences
-
佐々木 富男
九大
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