聴神経腫瘍254例の手術成績(<特集>聴神経腫瘍の治療)
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概要
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同一術者による聴神経腫瘍254例の手術成績を報告した.方法:小脳橋角槽でのサイズにより,S群:AT<1cm,M群1cm≦AT<2cm,L群:2cm≦AT<4cm,G群:4cm≦ATの4群に分けて分析した.結果:顔面神経の解剖学的温存率は96.8%であった.腫瘍サイズ別にみた1年後の顔面神経機能:H-B gradeで1&2の比率は,S群で100%,M群で96%,L群で91%,G群で78%であった.有効聴力は52.4%で温存された.腫瘍サイズ別にみると,S群で90.0%,M群で59.0%,L群で39.6%で,G群でも2/3で温存された.結論:小脳橋角槽でのサイズが2cm以下の症例では,顔面神経機能も有効聴力も良好な温存率が期待できる.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2007-02-20
著者
-
谷口 真
東京都立神経病院脳神経外科
-
谷口 真
東京都立神経病院
-
佐々木 富男
九州大学大学院医学研究院 脳神経外科
-
橋口 公章
九州大学大学院医学研究院 脳神経外科学教室
-
渡辺 克成
群馬大学脳神経外科
-
渡辺 克成
群馬大学医学部 脳神経外科
-
渡辺 克成
群馬大学大学院 脳脊髄病態外科
-
橋口 公章
九州大学大学院 医学研究院 脳神経外科
-
佐々木 富男
九大
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