合成立体音響による情報付加
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概要
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視覚に障害のある人にとって、聴覚情報は周囲の状況の把握するために重要な情報源である。この音声情報を積極的に利用した装置に超音波メガネがあるが、いずれも速度情報、くぼみや穴などの認識には不十分な点がある。そこで、画像入力などの手段により情報をコンピュータ上に取り込み、処理された信号を音声に重畳して提示すれば、より容易に行動上の安全を確保できるのではないかと考えられる。このとき、重要な情報源である自然の音の入力を妨害しないように情報提示を行わなければ、逆に状況把握を困難にすることもあり得る。そこで自然な音声情報に矛盾なく付加情報を重畳させるため、コンピュータにより3次元の位置情報を持つ音を合成し、その音で提示される位置情報の妥当性を検討した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-11-20
著者
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