情報多孔質構造を用いた光免疫センサの検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
蛍光異方性を用いた光免疫センサ実現のため、シリカハイドロゲルを用いた石英基板表面への抗体固定化を開発した。シリカゲルの多孔度とタンパク分子の拡散速度の検討から最適な溶液組成を決定し、アミノ基を導入した厚さ0.3mmのゲルを石英基板上にパターニングした。このゲルに抵抗分子のFab'を共有結合的に固定化し、その蛍光異方性を測定した。平面固定化に比べ、蛍光強度は2倍程度に増加し, 同時に抗原結合にともなう蛍光異方性変化も増大していた。このとき抗体の結合活性はほとんど性状に保たれていた。以上の結果から、高感度の光免疫センサを試作するための抗体固定化に必要な基礎技術が確率された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-11-23
著者
関連論文
- エバネッセント励起を用いた蛍光異方性免疫測定
- 誘電泳動による生体分子のハンドリング技術と分離分析への応用
- 電子線描画装置
- 音源定位における実時間頭部運動追従の効果
- 皮膚熱抵抗測定法による生理状態の連続モニタ
- カイワレ種子の成長に対する溶液環境中の金属イオンの影響と側抑制
- 2132 タンパク質スクリーニングのための光免疫測定法の開発
- 情報多孔質構造を用いた光免疫センサの検討
- 根成長に対する電界とイオン濃度の影響
- 熱流補償法を用いた非侵襲皮膚熱抵抗測定法の開発
- 3D1030 エバネッセント励起蛍光異方性測定を用いた免疫測定法の検討
- 褥瘡発生に対する皮膚変形の影響評価のためのせん断力測定装置の試作
- 合成立体音響による情報付加
- 合成立体音響による情報付加
- 電解液表面上の沿面放電について
- 1PD062 植物の根成長時のイオン吸収放出と成長速度制御
- シリカゲルを用いた微小液体クロマトカラムの試作
- 蛍光異方性免疫センサにおける表面修飾の効果の検討
- 1S11 蛍光異方性測定法を用いた光免疫センサの研究
- 1S02 ケイ素系ゲルを用いたマイクロクロマトシステムの試作
- 酵素修飾粒子を用いたDNAのモレキュラーサージェリー
- 流路形状による電界の絞り込みを用いたセルソータの特性改善
- 流路形状による電界の絞り込みを用いたセルソータの特性改善