皮膚熱抵抗測定法による生理状態の連続モニタ
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概要
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熱流補償法による深部体温測定装置を応用して、皮膚熱抵抗測定装置を試作した。熱流補償法ではきわめて低侵襲な測定が行えるため、被験者の生理状態を変えることなく、皮膚の熱抵抗変化を検出することができる。この装置を用いて脳波と皮膚熱抵抗の同時測定を行い、ヒトの覚醒水準と皮膚熱抵抗の関連性を検討した。その結果、皮膚熱抵抗と覚醒水準は相関をもって変化していることが分かった。現状では皮膚熱抵抗測定の応答速度は数分と遅いものの、覚醒水準の長時間連続測定法としての可能性が示された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-06-13
著者
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