大学における事故事例の収集に関する研究(II) : 認知的要因による分析とその検討

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概要

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本研究では,大学の実験研究時における事故事例について収集し,認知的観点から事故傾向や背景要因について検討した.事故事例は,作業の知識に関するものと技能に関するもので二分し,さらに技能については、要求される技能の高低によって分類した.その結果,事故の種類や専攻分野によって,事故発生に係わる認知的要因に相違があることが明らかとなった.そのため,作業者の知識や技能の獲得の程度に応じた教育研究活動が,専門分野が多岐に渡る大学においても必要である.以上,本研究で得られた結果をもとに,太刀掛・山本・臼井(2005)に引き続いて,大学の安全確保の在り方について論じた.
2007-08-24

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