大学における事故事例の収集に関する研究 : 人的要因の分析に向けて
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概要
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本研究では, 大学における事故事例を体系的に収集及び分類を行い, 事故傾向や背景要因について検討した.その結果, 事故の発生は実験研究時に多く, 事例は大きく2つのタイプに分けられることが明らかとなった.多くの事例は, 動作やスキルに挙げられる個人の要因によるものであったが, 思い込みやコミュニケーションの齟齬といった個人間の要因による事例が認められた.後者については重大事故につながる危険性があることから, 具体的事例に基づき, 教職員と学生との間の経験及び知識の相違に注目し, 大学の教育研究時における安全確保の在り方について論じた.
- 2005-08-16
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