障害の順応の方法としての代償 : 様々な疾患に対する治療概念としての代償学
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概要
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"代償運動については現在までに,様々な報告がなされている.しかしそれらの定義は曖昧であり,複雑なものが多い.そこで我々は,代償運動を力源別に定義・分類し,下肢切断,デュシェンヌ型進行性筋ジストロフィー症,筋萎縮性側索硬化症,片麻痺,脳性麻痺,頸髄損傷,胸腰髄損傷における代償運動とそのメカニズムを諸家の報告からまとめた.障害により機能の回復が絶たれた場合,その順応の過程で動作,機器,環境による代償を行うことが重要である.障害への順応を行う創造的な手段を機能的で効率的に獲得させるための治療学として重要な代償学(compensatology)について概説した."
著者
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吉村 洋輔
大阪電気通信大学医療福祉工学科リハビリテーション工学研究室
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伊勢 眞樹
川崎医療福祉大学医療技術学部リハビリテーション学科
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"吉村 洋輔
川崎医療福祉大学医療技術学研究科リハビリテーション学専攻
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伊勢 眞樹"
川崎医療福祉大学医療技術学部リハビリテーション学科
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伊勢 眞樹"
川崎医療福祉大学医療技術学部リハビリテーション学科
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