東北地方太平洋岸沖におけるズワイガニの甲幅組成解析により推定された成長
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概要
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東北地方太平洋学冲(東北海域)におけるズワイガニの成長を,甲幅組成解析等により調べた。2001〜2005年の雄の甲幅組成は平均甲幅27〜93mmの6齢期群に,雌では30〜77mmの5齢期群にそれそれ変換され,成長速度は雌雄でほぼ同様であった。最終脱皮割合は,雄で甲幅110mm,雌では甲幅76mmでほぼ100%に達していた。雄の齢期別甲幅は日本海における知見とはぼ同様てあったが,最終脱皮割合は全ての甲幅で東北海域のほうが高かった。東北海域に大型の雄ガニが少ないことが知られているが,その要因の一つとして日本海との最終脱皮サイズの違いが考えられた。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2007-05-15
著者
-
北川 大二
(独)水産総合研究センター東北区水産研究所
-
伊藤 正木
(独)水産総合研究センター東北区水産研究所八戸支所
-
服部 努
東北区水産研究所八戸支所
-
上田 祐司
東北区水産研究所八戸支所
-
上田 祐司
(独)水産総合研究センター東北区水産研究所八戸支所
-
服部 努
(独)水産総合研究センター東北区水産研究所八戸支所
-
成松 庸二
(独)水産総合研究センター東北区水産研究所八戸支所
-
藤原 那浩
(独)水産総合研究センター東北区水産研究所八戸支所(現)京都府立海洋センター
-
吉田 哲也
福島県水産試験場
-
北川 大二
東北区水産研究所八戸支所
-
吉田 哲也
福島水試
-
北川 大二
東北水研八戸
-
北川 大二
(独)水産総合研究センター北海道区水産研究所
-
成松 庸二
(独)水産総合研究センター東北区水産研究所(八戸庁舎)
-
服部 努
(独)水産総合研究センター東北区水産研究所(八戸庁舎)
-
伊藤 正木
(独)水産総合研究センター東北区水産研究所(八戸庁舎)
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