成熟期におけるアクセス系設備の効率的運用(次世代ネットワーク管理,一般)

概要

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光ケーブルを用いた通信サービスの提供において,需要のニーズに応えるために高品質で低廉なサービスを迅速に提供する必要がある.一方,光アクセス系ネットワークの高度化と多様化により光ケーブルの布設形態やクロージャ内のスプリッタの収容形態は複雑化している.これらの事からサービスの新規申込時に円滑な選定をするため,選定システムが現在用いられている.また,サービスが廃止された時にお客様宅に引き込まれている光ドロップケーブルを撤去せずに残置をした方が毎回の撤去新設作業と比較して納期も早くコストも低廉化できることから,残置の運用が行われ効率化を図っている.しかし,残置している光ドロップケーブルによってクロージャの端面穴が塞がり続けると新規需要の光ドロップケーブルを布設できなくなる事や本来クロージャ内で利用可能なスプリッタの空き端子や光心線が未使用のまま余剰となってしまう問題が発生する.そこで,選定システムの選定ロジックを見直す提案を行う.この提案によって,スプリッタの端子の使用率が今の運用より向上することをシミュレーションで明らかにした.
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-03-08