歯周疾患に対するS30の二重盲検法による薬効評価
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概要
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The clinical effect of an S 30 dentifrice, containing a hypertonic salt, on simple gingivitis and marginal periodontitis was examined, using the double blind method, with an inactive placebo as the control. The S 30 dentifrice contains 30% stadium chloride, 0.05% isopropyl methylphenol, 0.01% thymol and 0.1% clove oil in a toothpaste base. Using the Scrubbing or Bass method, tooth brushing was performed by all the patients three times a day for 4 weeks. The clinical effect of the S 30 dentifrice was assessed using the Mann-Whitney U-test based on the reduction ratio of the total scores of the indices to 4 clinical assessments (gingival redness, swelling, bleeding and pus-discharge) and the total number of the clinical conditions to 9 clinical assessments (plaque, calculus, redness, swelling, pocket depth, bleeding, pus-discharge, mobility and halitosis) respectively in an initial examination before using the S 30 dentifrice was initiated and at the end of every weeks thereafter for the entire 4 weeks of the evaluation. The results were as follows: 1. Simple gingivitis showed a statistically significant difference (P<0.01 and/or P<0.05), in the reduction ratio between the S 30 dentifrice and the placebo on the total scores and number of both the 4 clinical assessments after 2 and 3 weeks and the 9 clinical assessments after 1, 2 and 3 weeks, respectively. 2. Marginal periodontitis showed no significant difference in the reduction ratio between the S 30 dentifrice and the placebo on the total scores of the 4 clinical assessments: however, after 3 weeks, showed a significant difference (P<0.05), on the total number of the 9 clinical assessments. 3. Periodontal disease (gingivitis and periodontitis) showed a significant difference (P<0.01 and/or P<0.05), in the reduction ratio between the S 30 dentifrice and placebo on the total scores of the 4 clinical assessments after 3 weeks, and on the total number of the 4 clinical assessments after 1, 2 and 3 weeks, and on the total scores of the 9 clinical assessments after 2 and 3 weeks and on the total number of the 9 clinical assessments after 1, 2, 3 and 4 weeks, respectively. 4. The side effects were slight in 3 patients using the S 30 dentifrice and in 1 patient using the placebo.
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
- 1982-12-28
著者
-
池田 克巳
城西歯科大学歯周病学講座
-
楠 公仁
城西歯科大学歯周病学講座
-
渡辺 幸男
城西歯科大学歯周病学講座
-
岡田 宏
大阪大学歯学部口腔治療学講座
-
渡辺 洋
愛知学院大学歯学部歯周病学教室
-
石川 烈
東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第2講座
-
石川 烈
東京医科歯科大学
-
大野 誠
東京歯科大学歯科保存学第二講座
-
木下 恵嗣
大阪大学歯学部口腔治療学講座
-
中静 正
愛知学院大学歯学部保存学教室
-
下島 孝裕
城西歯科大学歯周病学講座
-
引間 徹
城西歯科大学歯周病学教室
-
大野 友三
愛知学院大学歯学部 歯科保存学第三講座
-
水野 克巳
愛知学院大学歯学部歯周治療学教室
-
伊藤 一
愛知学院大学歯学部歯周治療学教室
-
高田 勇夫
愛知学院大学歯学部歯周治療学教室
-
河合 勝
愛知学院大学歯学部歯周治療学教室
-
西村 徹
愛知学院大学歯学部歯周治療学教室
-
太田 純夫
愛知学院大学歯学部歯周治療学教室
-
高橋 佑臣
愛知学院大学歯学部歯周治療学教室
-
三木 隆雄
大阪大学歯学部口腔治療学教室
-
山上 紘志
大阪大学歯学部口腔治療学教室
-
足立 憲治
大阪大学歯学部口腔治療学教室
-
野村 慶雄
大阪大学歯学部口腔治療学教室
-
曾我 和正
大阪大学歯学部口腔治療学教室
-
久保田 和之
大阪大学歯学部口腔治療学教室
-
船引 佳子
大阪大学歯学部口腔治療学教室
-
木下 四郎
東京医科歯科大学歯学部第二歯科保存学教室
-
野口 俊英
東京医科歯科大学歯学部第二歯科保存学教室
-
大杉 光修
東京医科歯科大学歯学部第二歯科保存学教室
-
泉沢 勝憲
東京医科歯科大学歯学部第二歯科保存学教室
-
仲島 和美
東京医科歯科大学歯学部第二歯科保存学教室
-
松尾 良平
東京医科歯科大学歯学部第二歯科保存学教室
-
小田 茂
東京医科歯科大学歯学部第二歯科保存学教室
-
佐藤 徹一郎
東京歯科大学第二歯科保存学教室
-
磯 泰巳
東京歯科大学第二歯科保存学教室
-
太田 安昭
東京歯科大学第二歯科保存学教室
-
黒河 宏之
東京歯科大学第二歯科保存学教室
-
白鳥 節子
東京歯科大学第二歯科保存学教室
-
塩津 一郎
東京歯科大学第二歯科保存学教室
-
中崎 俊克
東京歯科大学第二歯科保存学教室
-
藤橋 弘
城西歯科大学歯周病学教室
-
日吉 貴一郎
城西歯科大学歯周病学教室
-
木下 四郎
東京医科歯科大学歯学部第2歯科保存学教室
-
水野 巳克
愛知学院大学歯学部歯周治療学教室
-
仲島 知美
東京医科歯科大学第二歯科保存学教室
-
松尾 良平
東京医科歯科大学第2歯科保存学教室
-
水野 克巳
あいち健康の森健康科学総合センター
-
下島 孝裕
明海大学歯学部オーラル・リハビリテーション学講座
-
野村 慶雄
大阪大学歯学部附属病院口腔総合診療部
-
引間 徹
城西歯科大学歯周病学教室・総合臨床医学第i講座内科学
-
池田 克巳
城西歯科大学
-
中静 正
愛知学院大学歯学部
-
山上 紘志
市立堺病院・歯科
-
佐藤 徹一郎
東京歯科大学歯科保存学第ii講座
-
磯 泰巳
東京歯科大学保存学教室
-
大野 友三
愛知学院大学歯学部歯科保存学第三講座
-
藤橋 弘
明海大学歯学部歯周病学教室
-
野村 慶雄
サンスター
-
小田 茂
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生体支持組織学系専攻生体硬組織再生学講座歯周病学分野
-
中崎 俊克
東京歯科大学歯科保存学第二講座
-
太田 安昭
東京歯科大学歯科保存学第二講座
-
白鳥 節子
東京歯科大学保存第2講座
-
楠 公仁
城西歯科大学歯周病学教室
-
岡田 宏
大阪大学歯学部
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