看護学生の看護職者としての資質に関する研究
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概要
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本研究の目的は,看護基礎教育のあり方や課題を明確にするために,看護系大学1年生を対象に行った[看護学生の看護職者としての資質]の調査結果と,調査項目の因子構造を検討することである。1年次後期試験終了後に,看護系大学の1年生88名を対象とし,[看護学生の看護職者としての資質]の調査票を用いて調査を実施した。質問項目全体の平均値は3.21(SD 0.66)であり,肯定的評価が多かった。その理由として,早期に行った基礎看護学実習や対象学生の技術演習の方法などの教育方法の効果が示唆された。因子分析を行った結果,3因子42項目の因子解が抽出された。各因子は項目内容により「他者理解や関係性を保つための自己理解」,「科学的思考力に基づいた技能性」,「他者に対する共感性」と命名した。
- 2006-03-31
著者
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緒方 巧
藍野大学
-
山口 智子
藍野大学医療保健学部看護学科
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上野 範子
藍野大学医療保健学部看護学科
-
辻野 朋美
藍野大学医療保健学部看護学科
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矢野 正子
藍野大学医療保健学部看護学科
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緒方 巧
藍野大学医療保健学部看護学科
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