基礎看護技術「洗髪」におけるすすぎの研究 : 効率的なすすぎ方法の検討(第2報)
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概要
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本研究は,第1報で明らかになった基礎看護技術洗髪における「十分なすすぎ」に必要な湯量の目安を踏まえて,さらに効率的なすすぎの方法を探求することを目的として行った。基本的手技の洗髪で必要なすすぎ湯量と,「タオルで泡を拭き取る」手技を行わない時のすすぎ湯量,希釈シャンプー剤を使用したときのすすぎ湯量を比較検討した。その結果,従来の洗髪技術では,すすぎを手早くするために必要とされてきた「タオルで泡を拭き取る」手技は,十分な効果を示さないことが示唆された。また,シャンプー剤の使用量は同じでも,原液シャンプー剤より希釈シャンプー剤の方がすすぎ湯量が少ないことが明らかになった。さらに被験者が「十分にすすげた」と感じた時点で,実際に十分すすげている可能性が高いことが示された。
- 藍野大学の論文
- 2006-03-31
著者
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