在宅看護に関する縦断的研究 : 訪問看護実習の学習効果
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概要
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本研究は,訪問看護師の仕事に関するイメージをどの程度有しているかに関して在宅看護論受講前の2年生と受講後の3年生で比較した。あわせて,学生の学びの変化を,訪問看護に関する実習前後の縦断的アンケート調査から検討するとともに,実習での学生の満足度や学びに影響する要因を検討した。結果から,在宅看護論I・II受講前の2年生では訪問看護師の仕事に関する具体的なイメージは有していないが,受講後の3年生では具体的なイメージが高まり,実習を経験することでより強まることが明らかとなった。そして,実習での学びの程度に影響するのは「訪問看護に対する興味を高めること」と「訪問件数」であることが明らかとなり,学生の学びには平均して概ね3件/日ほどの訪問件数が必要であることが明らかとなった。一方,実習施設により,学生の学びの内容は異なり,どのような施設で実習するかが,学生の学びに影響することが明らかとなった。
- 藍野大学の論文
著者
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藤本 佳子
藍野大学医療保健学部
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河野 由美
藍野大学医療保健学部看護学料
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平田 由紀
藍野大学医療保健学部看護学科
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上野 範子
藍野大学医療保健学部看護学科
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津村 寿子
藍野大学医療保健学部看護学科
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平田 由紀
藍野大学医療保健学部看護学料
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津村 寿子
藍野大学医療保健学部看護学料
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藤本 佳子
藍野大学医療保健学部看護学料
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