ニワトリの盲腸における食糜の移行と滞留について
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概要
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ニワトリの盲腸への腸管内容物の移行時間と滞留時間を知るために, 成ニワトリを用いて検討した.市販の完全配合飼料に, 酸化クロームを0.3%に均一に混合して指標物質とした.消化管各部位の酸化クローム量を定量することによって, 移行時間と滞留時間を追究したところ, つぎのような結果をえた.1.盲腸内への移行時間は, 採食後2〜3時間であった.2.盲腸から酸化クロームが消失するのに要する時間は, 採食終了後24〜48時間であった.3.排泄腔には, 採食後2〜2時間30分で酸化クロームが認められた.消化管内容物の消化管を通過する最短時間に相当する.4.盲腸以外の消化管では, 採食終了後12時間までは酸化クロームが認められた.
- 鹿児島大学の論文
- 1992-03-30
著者
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