ノウサギより得られた小形膵蛭について
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概要
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鹿児島県北部の高地にある小形膵蛭症多発牧場に棲息するキュウシュウノウサギLepus brachyurus brachyurus Temminck et Schlegel 2例の膵管内に吸虫を発見した.本虫はその形態学的特長から小形膵蛭Eurytrema coelomaticum(Giard and Billet, 1982)Looss, 1907と同定された.従ってノウサギは本種の宿主となりうることを明らかにし, ノウサギが小形膵蛭の流行に関与する可能性について考察した.
- 1981-03-19
著者
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