薩摩半島南部に分布する"コラ層"に関する研究(第2報) : 遊離珪酸, 礬土, 鉄及び色素率について
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概要
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(1)コラ層及びその上下の火山灰土壤について遊離珪酸及び礬土をStebutt氏法で, 遊離鉄をTroug氏法で, 又色素率を関氏法で定量した結果は次の如くである.(a)過剰礬土及び遊離鉄の量はヒゴラが常に最少である.(b)酸性フクシン及びメチレン青の吸収量も同様である.(c)遊離珪酸の存在は認められない.(2)ドツプイゴラがヒゴラよりも風化を受けている.(3)遊離珪酸及び礬土の定量法を検討した結果, Stebutt氏法をコラ層に適用することは支障がなかつた.
- 鹿児島大学の論文
- 1952-11-30
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