母性看護実習における学生のチーム体制の評価
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概要
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合計特殊出生率の減少、少子社会は実習事例の減少を示唆し、実生活における妊産褥婦および新生児に関わる体験の不足が、実習前の学生に母性看護での学習を困難に感じさせている現状がある。平成13年度までは、学生1名が1名の対象を受け持ち、実習を行っていたが、分娩期、産褥期の受け持ちを確保し、学生が充分な学習体験を得られるよう、平成14年度以降、本学の母性看護実習において実施している学生配置は、2人1組のチーム体制である。その効果は、単に分娩件数、母児の受け持ち件数の公平性に留まらず、チームにおける学びの増加や、実習におけるストレスの軽減、またコミュニケーションのトレーニングなど、多角的な学習効果を期待できるという側面がうかがえた。
- 川崎市立看護短期大学の論文
- 2006-03-31
著者
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