知的障害児の数量感覚に関する実践的研究 第I報
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概要
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遠山ら(1985)は「量こそ数学教育の山発点である」(p.6)と提唱し,知的障害児の数量の概念形成についても,量から数へという立場から数概念を確立していかなければならないと述べている。筆者らは量概念の形成の中でも特に,子どもたちの主体的な体験の中から学び取った感覚が,数概念を確立していく過程でとても重要ではないかと考えた。今回はまず筆者らが行った日々の授業実践の中から,子どもたちが行った主体的な活動に焦点をあて数量感覚に関する記録を整理することを目的とした。第I報では,本校小学部での取り組みを示唆に高等部までの見通しをつけるため,類似の取り組み内容を行った吹田養護高等部での実践を合わせて取り上げる。
- 大阪教育大学の論文
- 2006-02-28
著者
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