知的障害児の数量感覚に関する実践的研究(第3報)
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概要
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遠山ら(1985)は「量こそ数学教育の出発点である」(p.6)と提唱し、知的障害児の数量の概念形成についても、量から数へという立場から数概念を確立していかなければならないと述べている。筆者らは量概念の形成の中でも特に、子どもたちが主体的に活動し生活経験の中から学び取った感覚が、数概念を確立していく課程でとても重要ではないかと考えた。本研究では筆者らが行った日々の実践の中から、子どもたちが行った主体的な活動に焦点をあてて数量感覚に関する記録を整理することを目的とした。第III報では、本校小学部での取組の中から、第II報で述べた「かさ」の感覚に至るまでに子どもたちが主体的に物に関わり行っていた活動を取り上げる。Toyama's group suggests that "quantity is the starting point of mathematics education" and insists that mentally disabled children also form their general idea of amount on the process from the amount to the number. We formed a hypothesis that the general idea acquired in everyday experience of children's independent activities is especially important in forming the general idea of amount for mentally disabled children. Therefore, in this report, we recorded and classified the topics that are related to the sense of amount, focusing on the children's independent activities. By this 3rd report, we will further focus on this sense of amount and verify the relation done by children ; how and with what kind of toys or tools they play until they start the activity to put something and take them out.
- 2007-02-00
著者
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