新見公立短期大学看護学科学生の高等学校における理科履修科目と科学リテラシーに関する調査(3)
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概要
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新見公立短期大学看護学科学生の入学時における自然科学系の学力(科学リテラシー)を把握することを目的として,2003年度以来の調査を基に2005年度入学生を対象として調査を実施した。その結果,従来と同様に,高等学校において理科の科目としては基礎的内容の生物IBを系統的に学び,発展的内容の生物IIや化学などその他の科目は必要に応じて履修した学生が多数を占めた。科目選択は,大学等の入試準備と将来の進路を考慮することを理由とするものが主であった。自然科学に対して比較的高い関心を示すが,その対象は生物学分野に偏っている傾向が示された。関心と嗜好の理由を調査したところ,自然科学分野に対して学校の科目と認識し,一般的な知的好奇心の対象ではないことが示唆された。科学的基礎知識の水準は,比較的良好であったが,正解率は2004年度入学生より低下傾向を示した。2005年度入学生の特徴として,高等学校における物理や化学系の科目の選択率が従来より高く,嗜好調査でも物理学および化学が好きとの回答が増加した。
- 新見公立短期大学の論文
- 2005-12-25
著者
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