工場作業者の作業軌跡データからのムダ作業発見

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概要

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本報告では、製造ラインの作業者を想定し、作業者のムダな作業を自動的に発見する手法を提案する。提案する手法は作業者の体の部位の動きの複数の軌跡データを利用する。本手法はパターンマッチングにより、複数の軌跡データから繰り返しパターンである作業サイクルを切り出すのに最も適した軌跡データを選択する。選ばれた軌跡データにおいてマッチングしなかったサイクルをムダを含むサイクルであるとすることでムダ作業分析を行う。本稿では家電の組立作業者に対して行った実験について述べる。この実験により、43個の作業サイクルのうち40個を切り出すことができ、マッチングしなかったサイクルについてはそれらが全てなんらかのムダを含むサイクルであることを確認した。
2006-10-13

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