群馬県産マメシジミの1種Pisidium conventus aff. akkesiense
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概要
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群馬県片品村花咲のイワナ養魚池で採集されたマメシジミ属の1種はPisidium conventus aff. akkesienseと同定されたので,その形態を調べた。靭帯が内在し殻内側へ裸出しないこと,外鰓がないことから本種はNeopisidium亜属に属する貝であることが分かった。また,入水開口はないがpresiphonal sutureがあること,内鰓には極めて小さい上昇葉があり,育児嚢は内鰓の下部にできることからP. conventusの特徴と合致したが,腎臓側葉の位置,外套膜放射状筋の筋束痕について異なっていた。P. conventus akkesienseアッケシマメシジミの解剖学的知見はまだ報告されておらず,また,殻の形や靭帯の形状に若干の違いが見られたので本種を仮にP. conventus aff. akkesienseとした。
- 日本貝類学会の論文
- 2004-01-31
著者
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家山 博史
Faculty of Education, Ehime University
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家山 博史
Faculty Of Education Ehime University
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家山 博史
Faculty Of Education Ehime Univ.
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