フクイマメシジミとマメシジミの形態
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概要
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フクイマメシジミとマメシジミの形態について調べた。フクイマメシジミは殻高が大きく,円い形をしており,殻表の線条は明瞭で規則的に刻まれる。外套膜筋束は均等に配列し,その筋痕は套線から離れている。外套膜融合は短い。外鰓は内鰓の第7〜9鰓条から始まる。保育嚢は内鰓上部に位置する。腎臓は縦長の背葉を有し,閉鎖型だが,時に背葉の間から心嚢管が見えることがある。マメシジミは小さいが,よく膨れ,殻表は光沢がある。右殻外後側歯(pIII)の前端部に膨らみ(偽カルス)が見られる(大きい個体では不明瞭)。外套膜筋束は弱く,前部に2〜3の筋束が発達する。その筋痕は套線に融合している。
- 2008-03-31
著者
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家山 博史
Faculty of Education, Ehime University
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家山 博史
Faculty Of Education Ehime University
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家山 博史
Faculty Of Education Ehime Univ.
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