遺伝子発現データからの遺伝子間因果関係ネットワーク推定(遺伝子発現・ネットワーク)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
遺伝子発現データには,遺伝子間の直接的影響と間接的影響に関する情報が含まれ,観測データ上では区別できない.そのため,遺伝子発現データから遺伝子間因果関係ネットワークを推定するためには,データ中から直接的影響のみを抽出する必要がある.本研究は,以下の2ステップからなる遺伝子間因果関係ネットワークの推定手法を提案した.まず偏相関係数を用いた共分散選択により直接的な相関を表現する無向グラフを推定する.次に各辺の因果方向を決定するため,遺伝子発現データとの適合度を示す評価関数を用いた探索を行い,因果関係ネットワークを推定する.本提案手法によって,ネットワークの構造に対する制約のない推定を行うことが可能となる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-09-15
著者
関連論文
- ライントポロジー上の並列進化ツリーベース法によるマルチプルアラインメント問題の解法
- 配送経路問題における自律分散解法
- ハイブリッドペトリネットに基づく農作業モデリング(コンカレントシステム,離散事象システム,ハイブリッドシステム,及び一般)
- 個人購買履歴解析による消費行動圏の構成
- 複数の最小木を考慮した確率的進化計算による遺伝子データ・クラスタリング(機械学習によるバイオデータマイニング)
- 複数の最小木を考慮した確率的進化計算による遺伝子データ・クラスタリング(機械学習によるバイオデータマインニング)
- BICモデル比較によるDNAマイクロアレイデータ正規化変換(機械学習によるバイオデータマイニング)
- BICモデル比較によるDNAマイクロアレイデータ正規化変換(機械学習によるバイオデータマインニング)
- A-12-2 遺伝子ネットワークのペトリネットモデルとその同定
- 共分散選択とPageRankに基づく評価関数による遺伝子ネットワーク推定(一般セッション1)
- 反復改善法によるマルチプルアラインメントスコアの統計的比較検証(一般セッション1)
- 遺伝子発現データからの遺伝子間因果関係ネットワーク推定(遺伝子発現・ネットワーク)
- ベイジアンネットワークによる遺伝子ネットワーク推定(コンカレントシステム, 一般)
- 生物ネットワークアラインメントのためのノード削除応答に基づいたノード間類似度 (ニューロコンピューティング)
- 観光情報Webサイトに対する評価システムのための旅行キャリアレベルモデルを用いた利用者目的の表現
- Short readシーケンサーデータに対する複次重複処理による結合信頼性向上の検討
- Short readシーケンサーデータに対する複次重複処理による結合信頼性向上の検討
- ニューラルネットによる順序過程生成
- 生物ネットワークアラインメントのためのノード削除応答に基づいたノード間類似度(一般講演(バイオ情報学),機械学習によるバイオデータマインニング,一般)
- 経路ラベル決定法に基づくネットワーク特徴量の拡張とそれらを用いた辺ラベル付き有向グラフ間類似度の提案
- 重み優先探索と機械学習アルゴリズムによるDNAアセンブルの精度向上
- Contigのk-mer coverage値の分布特徴量を用いたDouble assembly methodの提案
- Contigのk-mer coverage値の分布特徴量を用いたDouble assembly methodの提案