ベイジアンネットワークによる遺伝子ネットワーク推定(コンカレントシステム, 一般)
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概要
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ベイジアンネットワークは, 変数間の因果関係や相関関係といった「依存関係」からネットワークを構築する確率ネットワークである. Directed Acyclic Graph(DAG)と, 条件付き確率によって構成される. 一方, バイオインフォマティクスの分野では, 遺伝子ネットワーク解析が研究課題の一つである. 遺伝子が他の遺伝子に影響を与えるという関係は, 各遺伝子を変数とみなした条件付き確率モデルによって表現できる. 本稿では, ベイジアンネットワークを用いた遺伝子ネットワークの推定を行う手順を提案する. 遺伝子ネットワークの解析に用いられている発現データは, ノイズの大きいものであることが一般に知られている. そこで生物学的知見など, 発現データ以外の情報を制約条件として考慮できるように手順を決定した. 提案した手順によって適切なグラフを選択できるかどうか検証するために評価実験を行ったので, この実験の結果も合わせて報告する.
- 2005-01-20
著者
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