遺伝性短指趾NC-brp/brpマウスにおけるGdf5遺伝子変異の同定(生理学)
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概要
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短指趾変異(brp)はbp変異に酷似した表現型をもたらすことから,brpとbpの同一遺伝子座性が強く示唆される.一連のbp変異はGdf5遺伝子の欠陥のためである.Gdf5塩基配列解析の結果,NC-brp/brpマウスではGGCAGCCの挿入によるフレームシフトが生じており,その27アミノ酸後にストップコドンが生成された.既知のbrpによる生理作用に加えて,著者はbrpが有意に出産子数を減少させることを見出した.brpはGdf5座における新規の変異アレルであり,Gdf5^<brp>と命名する.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2006-10-25
著者
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