砲弾集合結晶から成る雪片の特徴
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概要
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砲弾集合結晶の雪片形成過程を探る目的で,北極域の地上観測で得られた顕微鏡写真を解析した.その結果,砲弾集合結晶2〜5個が付着し,雪片を形成することが確認された.砲弾集合2個の付着様式については,樹枝状結晶全般の場合と同様に,小結晶が大結晶の中心と端の中間域に付着する場合が多くみられた.砲弾集合雪片のアスペクト比はサイズと構成結晶数が増すにつれて0.5〜0.6に近づく傾向を示した.また,構成結晶の平均粒径をパラメータとして,構成結晶数と雪片の粒径との関係式が導かれた.
- 社団法人日本気象学会の論文
- 2006-08-31
著者
-
菊地 勝弘
秋田県立大学生物資源科学部
-
遊馬 芳雄
北海道大学理学研究科
-
佐藤 昇
大阪府教育センター
-
菊地 勝弘
北大・理
-
遊馬 芳雄
琉球大学理学部
-
梶川 正弘
秋田大学
-
梶川 正弘
秋田大・工資
-
梶川 正弘
秋田県立大学生物資源科学部
-
菊地 勝弘
秋田県立大
-
菊地 勝弘
北大
-
菊地 勝弘
北大 理
-
遊馬 芳雄
北海道大学大学院理学研究科
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