衛星間通信機器の軌道上評価(宇宙応用シンポジウム)
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概要
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陸域観測技術衛星(ALOS)「だいち」は,地図作成,地域観測,災害状況把握,資源探査等を目的とした世界最大級の地球観測衛星である.「だいち」は2006年1月24日10時33分に種子島宇宙センターからH-IIAロケット8号機により打上げられ,所定の軌道に投入された.その後「だいち」は安定した運用を継続しており,5月中旬には各機器の初期機能確認を終了した.高速・大容量のミッションデータを実時間で地上に伝送するため,「だいち」の運用は主としてデータ中継技術衛星「こだま」(DRTS)を経由した衛星間通信回線によって行われる.初期軌道上評価の結果から,「だいち」の衛星間通信機器は所定の機能・性能を有していることが確認された.「だいち」はその後も安定して衛星間通信を行っており,災害時の緊急観測等においてその威力を発揮している.
- 2006-06-14
著者
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大澤 右二
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
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川西 登音夫
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
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戸田 謙一
宇宙航空研究開発機構 宇宙利用推進本部 ALOSプロジェクトチーム
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川西 登音夫
(財)資源探査用観測システム・宇宙環境利用研究開発機構(jaros)
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戸田 謙一
宇宙航空研究開発機構alosプロジェクトチーム
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大澤 右二
宇宙航空研究開発機構alosプロジェクトチーム
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戸田 謙一
宇宙航空研究開発機構
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大澤 右二
宇宙航空研究開発機構
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