乾燥・半乾燥地域の都市化と緑地の動態に関する研究 : イスラマバード及びラワルピンジ地域について
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概要
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本研究は,乾燥・半乾燥地域の都市化と緑地の変容について,パキスタン国,首都イスラマバードを対象に調査研究を実施したものである.その主たる調査研究は,1964年時点と1983年時点の20年間における(1)人口定着による都市化の動向,(2)都市内の公園や住宅地内オープンスペースなどの緑地,及び市街地周辺の丘陵地の緑化などによる緑の空間量の増大.気象,植生,公園などの利用動向について見られる変化などの知見を得ることを目的に,収集基礎資料をもとにまとめた.その結果,人口定着と都市化についてはある程度の問題の所在が把握された.また緑地関係のうち植栽からみた沿道緑地や公園については,定性的ではあるが緑の空間量が増大し,計画市街地はよく管理されていることがわかった.しかし,気象,植生の変容,公園などの利用動向などについては今後の問題として残されている.
- 千葉大学の論文
- 1985-12-25
著者
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