体況査定照会制度による診断書入手例の検討
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概要
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当社が1996年10月から導入した体況査定照会制度によって得られた診断書に基づいて良性疾患の告知に占める悪性疾患の混入率を,子宮筋腫の告知227例,大腸ポリープの告知119例について検討した。子宮については悪性は1.8%と低率で期待通りの結果であった。大腸は21.0%(高度異型を含む)とやや高率で,内視鏡的切除術,短期入院例も相当数含まれ診断書の入手は必須と考えた。体況査定照会制度は,病理組織等求めている情報が得られやすくきめ細かい査定を可能にする手段のひとつと考える。
- 日本保険医学会の論文
- 1999-12-17
著者
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