条件体における死亡率統計から見た心電図所見と血圧の関係
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概要
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医学的危険要因として高血圧を有する当社特別条件付契約群について,心電図所見と収縮期血圧の関係を,死亡指数の面から検討した。その結果,(1)収縮期血圧値別に死亡指数を比較すると,心電図検査実施群と未実施群ではどちらも血圧値の上昇とともに死亡指数は上昇する傾向を示した。心電図所見正常群と異常群でも同様であった。心電図所見異常群の中で,実死亡数が最も多かった冠障害・心筋障害群でも収縮期血圧の上昇とともに死亡指数が上昇する傾向が見られた。(2)心電図大コード(生命保険協会)別に,収縮期血圧159mmHg以下群と収縮期血圧160mmHg以上群に分けて比較すると,コード30の刺激伝導異常群を除いたすべての心電図コード群で,収縮期血圧160mmHg以上群の方が死亡指数が高かった。
- 日本保険医学会の論文
- 1994-12-15
著者
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