ヒト羊膜細胞の熱抵抗性を異にするインターフェロンの産生
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概要
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羊膜細胞を用いたIFN産生系における,IFN誘発剤としてのNDVとUV-NDVのIFN誘発能と,更にインシュリン,ACTH,カフェイン等の添加物の存在下でのIFN産生とそのIFNの熱抵抗性を検討した。IFN誘発にNDVを用いるかUV-NDVを用いるかにより,また羊膜細胞の維持液への添加物の種類によって,産生されたIFNの量(単位)と熱抵抗性は種々異なるという結果を得た。インシュリンとACTHは,NDVでもUV-NDVを用いても共にIFNの産生を増強した。しかし,カフェインはNDVで誘発した早期IFNのみ増強したが,一般的にIFN産生を抑制した。インシュリン,ACTHおよびカフェインを加えて増産されたIFNは,56℃,30分の加熱に不安定なIFN成分よりなることが結論された。
- 北里大学の論文
- 1982-10-31
著者
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