M市老人クラブ員のEND OF LIFEに関する意識調査
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概要
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これまで日本では高齢者に終末期や死のことをたずねることはタブーとすろ風潮があった.将来の高齢社会では,高齢者の死が圧倒的に多くなる.I県の県庁所在地であるM市老人クラブ員に,延命医療,終末期,死に関する意識調査を実施した.市内の全クラブ (232クラブ) に2名ずつ依頼し,333名 (男性64.6%,女性35.4%,回収率71.6%)から回答を得た.男性は女性と比較すると家族と同居していろ人が多く,死について考え,話し合う人が少なく,最後は自宅で迎えたいと考えろ人が多い.また回答者の現在の健康状態が終末期の意識の多くの要因に関連していることが判明した.病名の告知は95%が望んでいろが,余命の告知は58%であった,延命医療は望まない人が60%,望む人は40%であった.死に対して不安をもち,考え,話し合うのは,女性と健康状態の良くない人に多く,病名・余命の告知を望んでいる.最後を自宅で迎えたいと望む人は,70%で,女性と一人暮らしの人は自宅を望む人が少ない.
- 岩手県立大学の論文
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