F. コンツェルマンの『自己金融論』についての一考察
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概要
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本稿は Conzelmann, F. : Das Problem der "Selbstfinanzierung" der Unterneh-mung, Stuttgart 1935. を中心にした, 大戦間でのドイツの自己金融論の学説史研究である。ここで, 本稿の概要を述べれば, コンツェルマンが, リーガーの私経済学的視点とその他の経営経済学的視点に分けたことを重視して, 前者では, 自己金融の概念と前提, 留保される支払手段を流動性問題として検討する。他方, 後者では, 1930年代前半での代表的な自己金融に対する見解を概観した後, コンラード, プリオンとシュミットによる主張について批判的に考察し, 企業政策問題として自己金融を検討する。
- 近畿大学の論文
- 2004-03-31
著者
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