「モクスターの最適自己金融論」についての一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は,モクスターの最適自己金融論を,彼の論文(Moxter,A. : Selbstifinanzierung,Optimale,in : Handworterbuch der Finanzwirtschaft herausgegeben von H. E. Buschgen Stuttgart 1975.)に基づいて,詳細に検討するものである。ここで,本稿で検討される課題を簡単に紹介すれば,まず,貸借対照表志向的な自己金融と,新しい,資本理論での自己金融を比較して,後者が自己金融の最適化の問題により妥当している根拠を検討する。次に,ドイツで展開されてきた,自己金融のための「決定モデル」を用いて,最適な自己金融にとって重要な決定因子,すなわち,持分価格(Anteilspreis)に対する影響と,自己金融の規模に対する租税の効果を検討する。そして,自己金融と他の資本調達様式との簡単な比較が行われる。
- 近畿大学の論文
- 2006-12-20
著者
関連論文
- D.シュナイダーの自己金融に関連した選択問題についての一考察
- 「モクスターの最適自己金融論」についての一考察
- D. シュナイダーの『最適自己金融論』についての一考察(経営学編)
- T. ケラーの『自己金融論』についての一考察
- J.コンラードの「自己金融論」についての一考察(濱田麗史先生退任記念号)
- F. コンツェルマンの『自己金融論』についての一考察