D. シュナイダーの『最適自己金融論』についての一考察(経営学編)
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概要
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本稿は,D. シュナイダーの最適自己金融論の学説史研究である。ここで本稿の概要を述べれば,D. シュナイダーの最適自己金融論は,1968年の彼の論文「最適自己金融のモデル思考」(Modellvpostellungen zur optimalen Selbstfinanzierung. in: ZfbF. 20. Jg., 1968.)において,初めて纏まった形で,公表された。本稿では,前半では,「一定の可処分額を/留保するか,消費するのか」という選択問題を,個人関連的企業(personenbezogenes Unternehmen)での最適自己金融論,「同一企業に利益を留保するか,分配して,他の運用機会に投入するのか」という選択問題を,大衆会社(Publikumsgesellschaft)での最適自己金融論として検討する。また,後半では,個人関連的企業では発生しない「自己金融か,自己資本調達(Eigenfinanzierung)か」という選択問題を,ドイツの租税制度と関連させて,論述する。
- 近畿大学の論文
- 2005-07-30
著者
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