6人制女子バレーボール競技におけるR.M.R.及び需要熱量について

概要

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1 大学女子バレーボール部員4名を被験者として,6人制バレーボール競技のOver Pass, Under Pass, Toss, Serve,回転Receive, Receive, Stop, Attack, Feintの9種目の基本動作について,R.M.R.及び需要熱量を求め,9人制の先業との比較を試みた。2 Pass, Toss, Serveにおいては,打球に際して比較的構えの長いServe, Toss, Over Passにおいて,R.M.R.は1.2〜1.7を示し,これに反し,構えの短いUnder Passでは0.6となり,基本動作申最低を示した。3 Receiveにおいては,Speedの著しい回転ReceiveでR.M.Rは2.6と,基本動作中でも,とりわけ高い値を示しているのに対し,普通に行なわれるReceiveでは,0.7の低い値を示した。4 JumpをともなうFeint, Attack, Stopなどの動作では,R.M.R.は2.0〜3.4で,基本動作中でも高い値を示した。とくに,Feintは3.4と基本動作中最高の値となった。5 6人制競技の場合と9人制のそれとを比較してみると,6人制の方が全動作を通じて2〜5倍の熱量を必要とし,なかでもTossに要する熱量の差がもっとも大であった。終りに臨み,中山仁,中島佳子,小島弘子,近藤敏子,須貝道子の諸氏の協力に感謝致します。
1967-03-20