肉用牛産肉形質改良への超音波診断装置(SEM-900)の利用

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概要

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肉用牛生体の産肉能力を改良する手段として超音波診断装置が広く利用されている。本研究では,最近,当研究室が中心となって開発された超音波測定器スーパー・アイ・ミートSEM-900を用いて,その画像分解能について検討を行った。また,本装置による後代検定調査牛の枝肉形質間の発育様相について検討した。超音波診断装置スーパー・アイ・ミートSEM-900は,基本モデルの針や串等の対象物の大きさや分布状況にかかわらず高い画像分解能を示した。肥育期間中経時的測定による検定調査牛の胸最長筋横断面積は,間接検定および現場後代検定調査牛ともに近似した発育様相を示した。脂肪交雑は,間接検定調査牛より現場後代検定調査牛の方が低くなることが認められた。皮下脂肪厚・筋間脂肪厚・バラ厚は,それぞれ肥育期間中の発育パターンは近似していたが,間接検定調査牛より現場後代検定調査牛の方が薄くなることが認められた。
宮崎大学の論文
2003-03-30

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