公共ホール,その教育資源としての可能性 : アウトリーチ活動の視点から
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概要
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本研究は,アウトリーチ活動という視点から公共ホールをとらえ,その教育資源としての可能性について考察しようとしたものである.事例分析では,公共ホールとして先進的な取組を行っているアトリオン音楽ホールを紹介するとともに,音楽に関するアウトリーチ活動の7つの型を用いて分析・考察した.その結果,アウトリーチ活動は行われているものの,生涯教育,社会教育の場として一層の充実を図り,地域の文化芸術振興をリードしていくためには,これまで以上に積極的なアウトリーチ活動が求められるのではないかという結論に至った.また,アウトリーチ活動の地道な積み重ねによって「サイレント・パトロン」が増加し,地域の文化芸術振興が静かに図られるとともに,公共ホールが教育資源しての新たな役割を果たすことも期待できることを指摘した.
- 2005-04-28
著者
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