ビタミンCの破壊に於ける一考察
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概要
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1.結晶ビタミンCに於ける還元型の破壊は全般に一次反応であるが,破壊速度の急激なものは一次反応からずれていた。2.速度常数Kは温度の上昇により増加し温度10℃上るごとに大体2〜3倍に増加した。3.PHの変化によるKの変化は著名ではないが,40℃,50℃ではほとんど変化なく10℃,20℃に於いてPH6〜7で大きく変化し酸素の影響と思われる。4.活性化エネルギーより,クエン酸リン酸ソーダ緩衝液に於ける水素イオン濃度の差異によるアスコルビン酸酸化反応に於ける触媒的な作用は考えられず,50mg%と10mg%で差がある事より溶液中の酸素濃度の影響が考えられる。
- 1958-06-01
著者
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