消費課税の構造 (経済学部50周年記念号)
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概要
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本稿において、制度分析の観点から消費税の制度とそのメカニズムを考察している。消費税という制度の下で国民は合理的な選択を行い、その結果として1つのメカニズムが形成され、「制度の下での均衡」が実現する。まず、消費税の制度を数学的に定式化し、メカニズム・デザインの観点から再評価することによって、この制度の特性を分析している。次に、制度分析の観点から、なぜ消費税はすぐれた税収調達力をもっているのかを検討している。消費税という制度の下で「制度の下での均衡」が実現し、この均衡で消費者の効用最大化行動は必然的に消費者の税負担を最大化させていることを示す。すなわち、個々の消費者の利己的な効用最大化行動と、社会的に望ましい税収の最大化は誘引両立になっているのである。
- 北海道大学の論文
- 2003-12-16
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