思春期女性の身体意識と食行動に関する研究
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概要
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本研究は思春期女性の自己の身体に対する意識と食行動の相互関連について分析検討することを目的とした。欠損値のあるデータは分析から除外し、最終的に250名を対象に分析検討がなされた。1.思春期女性の身体に対する意識構造は「さらなる痩身願望」を特徴とするものであることが明らかとなった。2.自己の身体に対して不満足な人ほど痩身願望が強いことが明らかとなった。3.痩身に対するメリット感、現体型に対するデメリット感と身体満足度の関係においては自己の身体に対して不満を感じている人ほど痩せれば何かいいことがあると感じている。また、現在の体型ではいいことがないと感じていることが示された。4.ダイエットをするなら健康を重視するダイエット方法をするか、効果を重視するダイエット方法をするかというダイエット志向性と身体満足度に関しては、自己の身体に対して不満を抱いている人ほど効果を重視するダイエット方法を志向する傾向にあることが確認された。5.食習慣と身体満足度に関しては、身体に対して不満足な人ほど普段の食行動においてダイエット行動を頻繁にしていることが明らかとなった。
- 2005-03-01
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