ソフトウエア開発プロセス診断におけるコラボレーション
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概要
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システム開発においてプロジェクト管理技術の確立と同時に開発プロセスの評価と改善手法に着目したアプローチが盛んになってきている. カーネギーメロン大学ソフトウエア工学研究所(SEI)の開発組織を対象とした CMM (Capability Maturity Model) 成熟度評価モデルや品質保証国際規格 ISO 9000 などがこれにあたる. 開発形態は, 大規模化,複雑化に伴い, 同一企業における開発形態から, 複数のソフトウエアハウスや同一企業においても複数の工場間での遠隔地間共同開発が急増している. 本論文では, 分散開発環境を対象としたコラボレーション型診断方式の提案を行なう. 本方式は, 個々の開発プロジェクトを対象としたプロジェクト診断と協業先の開発企業・部門を診断対象とした組織診断との二つの方式を組み合わせた診断法である. 本方式を実プロジェクトに適用した結果では, 分散開発に起因する品質上の障害除去に効果的であることが検証でき, 本診断モデルが分散開発において有効であることが確認できた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-01-29
著者
-
片岡 信弘
東海大学電子情報学部
-
片岡 信弘
三菱電機 情報システム技術センター
-
小泉 寿男
三菱電機 生産システム本部
-
内藤 俊文
三菱電機 情報システム技術センター
-
内藤 俊文
三菱電機情報システム技術センター
-
片岡 信弘
三菱電機 コンピュータ製作所
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