フローとストックの計量単位に関する一つの考察
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概要
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社会科学の中にあって経済学は最も数量化を意識してきた学問体系の一つであろう。誕生以来経済学は物理学を範として諸概念や分析道具を発達させてきた。経済学者は,他の社会科学に比して数量化が進んでいる自らの学問体系にひそかな誇りすら感じているといってもよいであろう。そうした数量化は経済量の計量単位として価格を用いることにより可能とされてきた。しかし,価格は経済量の計量単位としてどの程度まで有効なのであろうか。経済学のもう一つの伝統は,経済量をフローまたはストックとして捕らえる方法である。価格という計量単位はフローとストックの両方に矛盾なく適応可能なのであろうか。本論はこうした疑問への一つの回答を試みる。
- 日本橋学館大学の論文
- 2004-03-30
著者
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