新古典派パラダイムと情報の非対称性問題について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
市場経済に関する新古典派パラダイムは次の仮定の上に築かれている:経済主体は合理的であり,企業は利潤の極大化を,消費者は効用の極大化を求めて行動し,市場においては完全競争が行われ市場に問する完全な情報が提供されている。このような仮定は,非現実的であり,非現実的な仮定の上に築かれた理論は経済の実態を説明できないとする批判に度々さらされる。本稿は情報の不完全性,主に情報分布の非対称性問題を考察する。
- 日本橋学館大学の論文
- 2003-03-30
著者
関連論文
- 行動(心理)経済学(behavioral economics)と脳科学
- 中国からの留学生激増の背景
- 経営倫理と利益(統一論題 経営倫理と利益)
- 倫理的利己主義: それは市場経済の指導理念たりうるか? : エンロン崩壊の研究
- EPRが当たり前となる時代の到来
- 経営倫理教育の課題 : 二つの教育段階における問題点の考察(統一論題 経営倫理と教育)
- エンロン事件 : CSR完全欠落の事例研究(統一論題『経営倫理とCSR』)
- 今なぜ産業再生なのか(統一論題『企業再生と経営倫理』)
- エネルギー革命・情報革命・経営倫理(統一論題『情報化社会と経営倫理』)
- コーポレート・ガバナンスと経営倫理 : 企業は誰のためのものか
- 環境問題分析とパラダイムチェインジ : 経済循環の二つの見方
- フローとストックの計量単位に関する一つの考察
- 新古典派パラダイムと情報の非対称性問題について
- 地域産業連関表によるわが国産業の地域分布の分析