フラクタル・ポアソン過程
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概要
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断続ポアソン過程は,時間的に一様な到着率を持つポアソン過程において,到着が全く起きないOff期間という隙間が出現することで,その到着間隔の揺らぎがより大きくなるというものである.到着が起きるOn期間とそれが起きないOff期間が交互に出現する.この断続ポアソン過程のOn期間中に,新たなOff期間を埋め込むと,より複雑な第2期断続ポアソン過程が出現する.更に,この第2期断続ポアソン過程のON期間中に,新たなOff期間を埋め込むと第3期断続ポアソン過程が現われる.このようにOn期間中にOff期間を再帰的に埋め込んでいき,その極限をとることにより生成される過程をフラクタル・ポアソン過程と命名し,研究する.On,Off構造が自己相似性をもち,到着間隔分布の裾野が重いものとなっている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-04-11
著者
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