再呼習性を考慮した移動カスタマーモデル(新しいネットワークのモデル化と性能評価及び一般)
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概要
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セルラ方式のような小ゾーン方式をとった場合,ゾーン内のカスタマーの人数は十分多いとはいえず,移動に伴うカスタマーの数の変動がネットワーク性能に大きな影響を与える.呼損率あるいはハンドオフ失敗確率といった性能評価尺度がどの程度のものかを推定するのは重要なことに違いない.特に、ハンドオフ失敗確率は移動カスタマーモデル特有のもので,各方面で注目されている.本文では、ハンドオフ失敗という憂き目に会ったカスタマーの再呼習性を考慮したモデルを考える.例えば、ハンドオフに失敗してそのゾーン内での再呼を完全に諦めるタイプ,しばらく待ってから再呼するタイプ,通話サービスを受けていたもとのゾーンに引き返し,そこで執拗に再呼するタイプ等を考慮し,これら複数のタイプが混在したモデルにおける呼損率やハンドオフ失敗確率を解析する.
- 2004-06-10
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