ルドルフ・シュタイナーの『神秘劇』について(I)
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概要
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I Wer ist R.Steiner? Es ist bisher sehr profane Angaben und Beurteilungen uber den Lebensgang von Rudolf Steiner in die offentlichen Besprechungen der“Anthroposophie”verflochten worden,wenn es uberhaupt von seinem Denken die Rede war.Man versuchte dabei die Schlusse uber den Ursprung seiner Geisteswelt aus dem zu ziehen,was man als Wandelungen in seiner geistigen Entwicklung ansah.Diese Neigung hatte auch nicht ganz unrecht,weil es ganz einfach die Tatsache ist,daB seine Geisteswelt mit der Umwelt,in der er gewachsen war,sehr eng zusammenhangt.Es ware also nicht Unsinn,seinem Lebenweg nachzugehen.ルドルフ・シュタイナーの業績は,これまで,主としてヴァルドルフ自由学校での教育実践との関連でのみとらえられがちであった。しかし,その背後には近代科学がもたらした人間性の破壊の側面へのシュタイナーの鋭い批判が根づいているのである。オイリュトミー,アントロポゾフィー,ゲーテアヌム等を通しての芸術と人間学の統合化の試みは,そうでなければ理解不可能であると言える。本論ではシュタイナーの活動の最も重要な本質を形成するのが,彼の舞台芸術の活動であるという視点から彼の「神秘劇」に焦点をあて,その意義を理解する為の第1部として,彼の生涯の中での「神秘劇」の意義と「神秘劇」の特質について考察した。
- 大阪教育大学の論文
著者
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栗林 澄夫
大阪教育大学欧米言語文化講座
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栗林 澄夫
Seminar der Germanistik,Osaka Kyoiku University
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関 麻由美
Seminar der Germanistik,Osaka Kyoiku University
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関 麻由美
Seminar Der Germanistik Osaka Kyoiku University
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